■地方債〜地方公共団体が発行する債券〜



  国債の次は地方債を考えてみたいと思います。地方債は地方公共団体
  (都道府県や市町村など)が長期の債務として発行する債券のことを指し
  てそう言います。

  地方債の発行は使い道や、上限額などが各地方予算で定められます。
  国が発行する国債と併せて公の機関が発行する債券という意味で「公債」
  とも呼ばれます。

  地方債の役割は何でしょうか。一般的には「財政上の収入と支出との
  年度間調整」「住民負担の世代間の公平を確保するための調整」「一般
  財源の補完」「国の経済政策との調整」などと言われることが多いです。

  ここからはさらに教科書的なちょっと難しい知識になりますが、地方債
  は発行の方法によって「公募地方債」「非公募地方債」に分けることが
  できます。別々に説明していきましょう。

  まずは公募地方債に関してですが公募地方債の中の多くは市場公募債
  になります。市場公募債は銀行や証券会社などの金融機関によって組織
  されたシンジケート団が引き受けることが一般的です。

  発行条件は一般に、償還期限10年の物が多く、半年ごと利払いの利付債
  で、利率は市場金利にほぼ連動しており、毎月発行されています。

  次に非地方公募債ですがこれは銀行引き受け債ともよばれ全国の都道府県
  ・市町村まで非常に多くの自治体により発行されています。毎回の発行額
  は小さく各地域の自治体と地方経済を担う金融機関とが直接の引き受け
  主体になっています。

  また個人投資家では非地方公募債は購入できません。今後もこれは変わら
  ないのではないかと思います。

  ちなみに地方債の残高は、2006年度現在139兆円に達しています。1990年代
  後半の景気刺激策により発行が増加した結果、残高は膨らみ続け、2004年度
  にピークに達しました。その後わずかに減少に転じてはいるものの、なお
  高止まりしているのが現状です。

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